いつもは旅行の話ばかりだけど、いつでも自由に旅行に行けるようになった今の環境についても書いておこうって思います。
同じように自宅で仕事したい人のお役に立てれば嬉しいです♪
プロフィールにも書いてるけど、私はケーキを作る仕事をしています。
かっこよく言うとパティシエールってやつ(笑)
今でこそ、その仕事で食べて行ってるけどなぜ、この仕事に就いたのか。なぜ自宅で仕事をしているのか。そのあたりをね。興味ある人だけ読んで下さい(笑)
きっかけ
今思うと、私をパティシエに導いたのは10代のころのアルバイトだったのかも。
当時日本で一番忙しいと言われていた竹下通りのマリオンクレープで働いていました。3年くらいかなぁ。
私が16歳。当時はクレープ屋の数も3件しかなかった頃。
本当に目が回るほど忙しくて、要領悪い奴ははじき出されるような過酷な環境(笑)
それが本当に楽しくて楽しくて。お店で手作りのカスタードは、1度に10リットルの牛乳を使って作るの。
この経験がパティシエになった時に、どれほど役に立ったか。
それから、色んな仕事をやって水商売に落ち着いていた時、20歳の時に突然思い立って製菓の専門学校に入ったの。
私は中卒だから2年制の専門学校には入れなくて1年制の製菓学校で猛勉強しました。
当時は風営法もゆるくて朝5時まで仕事ができたし、アフターが終わるころには昼。
夕方まで寝て仕事。そんな昼夜逆転の生活から、朝6時にお弁当作って満員電車で通学する生活へ。きつかったー。
しかもその頃私は甘いものが苦手で、太るのも嫌だから毎日の授業中の試食が地獄でしょうがなかった。
卒業して、就職!ってなったけど、当時付き合ってた彼氏が日曜休みってゆう理由だけで日曜休みのケーキ屋に入社(笑)
仕事は楽しかったけど、拘束時間がすごい長い。窓がなくて外の天気もわからない無音の厨房にずっと缶詰。
息抜きに旅行にでも!と、シェフに休みの調整をしてもらおうにも、渋い顔・・・。
あーーーーーーー。人生1度なのに、何で旅行にも気持ちよく行かせてくれないんだろ。って(笑)
(文句ばっか言ってるけど、私はゆとり世代ではありませんw)
水商売と違って、時間の割に給料も少ないし、そのあたりから、普通に「働く」って事に違和感を感じてたの。
だけど、水商売に戻る気はなくて、それからは時間に融通の利くアルバイトをしながらたまに友達にケーキを作ってたんだけど、結構好評で。
友達に販売していたものが、友達の友達の手に渡るようになって、気づけば全く知らない人たちが私のケーキを口にするように。
ちょっとまずいな・・・と。
通勤時間をかけて働きに行くより収入も良くてスケジュールを自分で組めるし、このまま家で仕事できたらいいのにな・・・って。
だけどなかなか実現しないまま、同じく働き方に囚われたくない人種のくりちゃんと出会い今に至るんだけど,私一人では出来なかった「1歩踏みだす」って事に、彼は思いっきり背中を押してくれたの。
精神的にも経済的にもね。
結婚を期に引っ越すことになったので、そのタイミングで営業許可を取って開業することにしました。
菓子製造業の申請
私がとったのは菓子製造業。テイクアウトとか、ネットショップでお菓子を販売する場合は飲食店営業じゃなくて菓子製造業でOK。
飲食店営業に比べて、設備の規定もゆるくて私みたいに小規模でやってく人にはコストもかからなくていいの。
私は二世帯住宅の一戸建てに住んでいるので、1つのキッチンを家庭用。もう1つをケーキ屋の厨房として申請しました。
設備上一番お金がかかるのって、ガスとか水道の後付だと思うんだけど、ひとまず家庭用キッチンの設備はあるのでこれはクリア。
厨房に必須の、手洗い用の水道を設置しないといけないんだけど、ラッキーなことにキッチンに洗濯機置き場がもう1つあってそこに洗面ボウルを取り付けるだけでクリアした!
水道の下のスペースを収納にしたかったので洗濯パンのサイズにベニヤをカットしてフローリングシートを張ったよ。
あと必須なのが防水の床材。
もともとの床はつなぎ目に隙間のある普通のフローリング。それだと水が浸透しちゃうからダメなので木目調のクッションフロアを敷きました。
あとは地方配送に使うための業務用冷凍庫を購入。冷蔵庫は家庭用の少し小さめの冷蔵庫です。
中の棚板を調整して、高さのあるケーキも入るようにしたよ!
従業員が使用するための更衣室は、2個目のお風呂があるのでそこの脱衣所にしました。
といっても、従業員を雇う規模でやるつもりはないので形だけ。
同じ階にトイレもあって、お風呂場から距離も近いので手洗い場の確保もOK。
(厨房からトイレが近すぎるのもダメみたい)
あとの細かい機材はすでに持っていた物を並べて申請したよ。
申請の際に具体的にどんな商品を作って販売するのかを書くんだけど、それを作るのに必要な機材が揃ってれば大丈夫。
私の場合、主にショートケーキとキャラクターのチョコプレート、アイシングクッキーを作るのでオーブンと冷蔵庫、冷凍庫、ミキサーは必須。
ダイニングキッチンになっているので、ダイニングの方で梱包、事務作業をすることにしたのでパソコンやプリンター、作業台の代わりにダイニングテーブル。
営業を始めて、足りないと感じたものを買い足していった感じかな。
許可を取る際に必要なのは最低限のもので大丈夫。チェックが入るのは厨房や手洗い設備だけで、住居の部分は見られないので散らかしておいても大丈夫(笑)
ひとまずこんな感じで営業許可を取り、開業届を出しめでたく個人事業主となったわけです。
ケーキは全て1人で作るから、ホームページまで手が回らなくて今はインスタからの集客だけなんだけど、芸能人のケーキを作る機会が増えたり最近はだいぶ安定してきたと思う。
働き方
お客様からオーダーを頂いて、メッセージで内容を細かく打ち合わせ。
オーダーケーキだから世界に1つの超こだわったケーキを作ってるよ。
1日に作れる個数に限界があるので、手一杯の時はお断りしたり、日程をずらしてもらったり。
私は旅行が好きだから、旅行期間の前後はお休みしますと早めに告知をすることで、スケジュールを調整してるよ。
働く時間は本当に日によってだけど、普通のケーキ屋さんと同じで、今日はクッキーの日!今日はプレートの日!って感じでスケジュールを立てて作っています。
自分が遊びに行きたい時は、そのスケジュールを変えるし、朝一だけ仕込みをして午後は出かけたり、逆に日中遊んでた代わりに夜仕事をするってことも。
だけど、実質拘束されている時間て、今までもらっていた給料を稼ぐ時間の1/3~1/4以下だと思う。数えたことはないけど体感的にね。
メリットもデメリットもしっかりと分かっているけど、圧倒的にメリットの方が多いと思う。
やっぱり、誰にも気を遣わずに旅行に行ける事。
特に、夫婦で旅行に行くことが多いから、どちらかが自由なだけで日程の選択がかなり楽になるよね。
1日1日の体の疲れも全然違う。満員電車に乗らない事で精神的にも楽だし、本当に風邪をひかなくなった。
立って仕事をする事を強制されないから腰痛も本当に楽になった。
今まではランチやコーヒーにお金を使っていたけど、自宅で夕飯の残り物を食べれるし、ポイ活でゲットしたコーヒーが無限にある(笑)眠くなったら昼寝もできる(笑)
私は家で「お菓子を作る」とゆう仕事を選んだから、キッチンがないと仕事にならないけど、パソコン1つで仕事をする人も同じ気持ちだよね。
今はまだ子供がいないけど、いつか子供が出来て保育園に入れなかったとしても、収入を得られる環境が目の前にあるとゆうのはありがたい。
6年後に更新が来るけど、規則に変更がなければ壊れたものを直すなどして更新すれば大丈夫。
だけどどこかに属して仕事するのと違って、全て1人でやる。って、話し相手がいないから孤独だし、責任感とプレッシャーで泣いたこともあった(笑)
予約が重なった時とか、パニックになっていまだによく泣く(笑)
今はそれを一番近くで見ていて、応援と安心感をくれる人がいるのでなんとかなってます(笑)
ブログに書こうって思ったのは、最近ちょっとモチベーションが下がっていたから、自分の環境が恵まれていると再確認するために文字にしてみたの。
私はすごくネガティブで、どちらかというとエネルギッシュでポジティブな人を暑苦しく感じていたんだけど、生きていてどっちが楽しいか考えたときに絶対後者だなって(笑)
自分のスキルとか、この環境を作って今日まで継続してきたこととか、すごい事なのになぜか自信がなくて・・・。
何かよくわからないけど、人に話したりこうやって発信することで気分が明るくなるし、モチベーションも上がる気がしたの。
こんな文章だけど、これから開業しようと思ってる人の役に立てたら嬉しいし、何か反響があれば、私の次にも繋がるのかな~って(^^♪
これからは、こうゆう内容も書いていけたらいいな。
ブログ書いてくださり、ありがとうございました^_^
今、自分がまさにそんな状況で、
友達から、Facebook、インスタのフォロワーからのご注文、
皆さんが広めてくださるので、
そろそろ個人でやっていこう。
家でリラックスして、
好きなものを楽しく、丁寧に心を込めて作り、提供していきたいな。という思いから、
自宅厨房を作ろうと決めたところでした。
背中をあたたかく押された気持ちになりました^_^
私もゆとり世代ではありませんよ。笑
とても環境が似ていましたが、
一つ違うことは、彼氏がいない事ですかね笑
ただ、子供達がいるので、それが大きな支えですかね^_^
とても時給が良く、休みも自由な環境で働かせていただいてるので、
一歩踏み出すの、正直勇気がいりますが、
人生一度きり、楽しく挑戦してみます。
長文になってしまいましたが笑
ありがとうございました^_^